南米で一度は訪れたい場所、マチュピチュ遺跡。
南半球にあるペルーは四季が日本と逆になりますが、観光のベストシーズンはいつになるのでしょうか。
本記事ではマチュピチュ観光のベストシーズンをご案内します。
マチュピチュの乾季と雨季
一般的に、乾季にあたる5月〜10月がマチュピチュ観光のベストシーズンとされています。
乾季の5月〜10月は、晴天率が高く、雨の降る確率も低く、観光に適した天候です。
雨季の11月〜3月は、朝は霧が出やすく、午後は雨が降りがちです。


繁忙期とショルダーシーズン
天気の良い乾季は、言い換えれば、マチュピチュが一年で一番混雑する時期でもあります。
繁忙期は6月〜8月にあたり、トイレ、お店、レストラン、ホテル、駅、トレイルなどで混雑が予想されます。
混雑といってもどの程度なのでしょうか。
実際にどのくらいの数の観光客がマチュピチュ遺跡を訪れているのかと言うと、なんと毎日平均4,300人ほどの観光客がマチュピチュ遺跡に入場しています。
ちなみに2024年にペルー政府により新たに設定された1日の訪問者数の上限は、繁忙期の6月1日〜10月15日とクリスマスや元旦などを含む祝日は5,600人、それ以外の時期は4,500人となっています。
そこで気になるのが、ショルダーシーズンと呼ばれる繁忙期と閑散期の間のシーズン。マチュピチュ遺跡のショルダーシーズンは5月と10月になります。ピーク時よりも観光客は少なく、天候も比較的良いコンディションが期待できます。
地元観光客が増える時期
毎年6月24日クスコで開催される「太陽の祭り」インティライミ、ペルー独立記念日の7月28日は、地元ペルー人観光客の需要も高くなります。
まとめ:雨季と乾季の比較
雨季 | 乾期 | |
天候 | – 朝は霧が出る – 午後は雨が降る – 日中の気温:12°C-18°C – 夜間の気温: 10°C前後 | – 晴天率が高い – 降雨率が低い – 日中の気温:18°C〜22°C – 夜間の気温: 6°C前後 |
自然 | – 雨が多いため濡れて青々とした景色が楽しめる – 遺跡は青々と茂った草木に囲まれている | – 視界が良く遺跡の細部まで見ることができる – 青空と遺跡のコントラストが美しい |
混雑度 | – 乾期に比べて観光客が少ない – ゆっくりと遺跡を楽しむことができる | – 特に6月〜8月は、大量の観光客が見込まれる |
価格 | – 閑散期のため、ホテル、ツアー、サービスなどの価格が低め | – 繁忙期のため、ホテルなどの観光費用が高め |
体験の質 | – ゆっくりと落ち着いて遺跡を楽しめる | – 晴天が予想しやすく、観光プランを立てやすい |
この時期のおすすめ | – 手頃な価格で親密な体験をしたい方におすすめ – 雨の装備が必須 | – 観光に適した天候を求める方におすすめ – 日焼け止め、軽装、防寒着が必須 |
表引用:https://www.salkantaytrekking.com/blog/the-best-time-to-visit-machu-picchu/#h-how-to-choose-the-best-time-to-visit-machu-picchu
さて、マチュピチュ遺跡のベストシーズン、おわかりいただけたでしょうか。どの時期に行きたいと思いましたか。
安定した天気をとるか、観光客が少ないストレスフリー観光をとるか。難しい選択ですが、自分にとって一番しっくりくるシーズンをお選びいただければと思います。
さいごに…マチュピチュ旅行は何ヶ月前から予約すべき?
上記に紹介したように、マチュピチュ遺跡に入場できる人数には上限があります。そのため、入場チケットやツアーの早期の予約は必須になります。
繁忙期(6月〜8月)に観光される場合は、少なくとも2、3ヶ月前から予約する必要があります。人気の高いインカトレイルを歩いてマチュピチュまで行きたい場合は、6ヶ月前から予約すべきとも言われています。
閑散期は1,、2ヶ月前からの予約で大丈夫です。
H.I.S.サンパウロ支店では、今シーズンのマチュピチュ旅行のご予約を受け付けております。サイトフォーム、メール、お電話からお気軽にお問い合わせください。