南米大陸の中央部に位置するボリビアは、ブラジル、ぺルー、チリ、アルゼンチン、パラグアイに囲まれた内陸国。日本の約3倍ある国土面積はペルーとほぼ同じで、富士山と同じくらいの標高に多くの街が存在しています。人種構成は先住民族が約55%、メスティーソ(混血)が約30%、ヨーロッパ系が約15%、アフリカ系が約0.5%を占めており、中南米の中でも特に先住民人口の比率が高いとされています。
首都ラ・パスがあるボリビア西側アンデス高原地域は国土面積の29%を占めており、年中寒冷で乾燥した気候となっています。この地帯の南部には塩の大地が広がるウユニ塩湖があることで有名です。国土の半分以上を占める東側の平原地帯には、国内最大の商業地サンタ・クルスがあります。この地帯の北東部には熱帯雨林アマゾンが広がり、南西部は非常に暑く乾燥した気候となっています。アンデス山脈地帯と平原地帯の間には国土面積の9%を占める渓谷地帯があり、基本的には温暖な気候で、ボリビア人の生活には欠かせないコカの栽培が盛んです。
三色からなるボリビアの国旗の赤色は独立戦争で流された血、黄色は鉱物資源、そして緑色は農産物、肥沃な国土を表しています。
ウユニ塩湖のシーズンが終わる2月末頃、ラ・パスから240km離れたオルロという都市では有名なカーニバルが行われます。ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、リオのカーニバル、ペルーのインティライミと並んで南米三大祭りの一つです。カーニバルでは民俗楽器や民族舞踊を楽しむことができます。
– 面積:110万平方キロメートル(日本の約3倍)
– 人口:1,135万人(2018年 世銀)
– 首都:ラパス(La Paz/憲法上の首都はスクレ)
– 民族:先住民41%,非先住民59%
– 言語:スペイン語及びケチュア語,アイマラ語を中心に先住民言語36言語
– 宗教:国民の大多数(95%以上)はカトリック教徒
– 国番号:+591
– 救急車:119
– 通貨:ボリビアノス(B$)
– 為替:1米ドル=6.86ボリビアノス(2019年8月)
– 日本から:マイナス13時間
– ブラジルから:マイナス1時間
(※サマータイムあり)
– 電圧:220ボルト(V)、周波数は50ヘルツ(Hz)(※ラ・パスでは110ボルトと220ボルトがある)
– プラグ:平2つ穴のAタイプ、丸2つ穴のCタイプ
– 5 – 10月:冬真っ盛り。晴れる日が多く、ハイキング、バイク、クライミングなどのアウトドアに最適。
– 11 – 1月:雨季。アウトドアには適していないが、市街地観光であればOK。
– 2 – 4月:雨季だが、祭り行事がたくさん行われるシーズン。
– アンデスの道路網カパック・ニャン
– ポトシ市街
– チキトスのイエズス会伝道所群
– ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
– 古都スクレ
– ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
– サマイパタの砦
※参考文献:外務省HP
日本からは直行便はなく、基本的に2回以上の乗継で約30~45時間ほどかかります。ボリビアの中心都市ラパスに位置するエル・アルト国際空港とその隣の市にあるビルビル国際空港が主要空港です。市内までは車で約45分かかります。ここからウユニへのアクセスは、飛行機で1時間ほど(ホヤ・アンディアナ国際空港)、またはバスで約10~12時間の2つの方法が一般的です。
サンパウロ、グアルーリョス空港からは、ラパスの隣の市に位置するビルビル国際空港への直行便が運航しています。約2~3時間ほどで到着します。