南米の中でも観光地として特に人気の高いペルー。ブラジルとアルゼンチンに次いで南米で3番目に大きい国で、面積は日本の約3.4倍。 山や海、砂漠、熱帯雨林が広がる自然豊かな国です。ペルーは、南太平洋に面する海岸地帯、アンデス山脈が走る山岳地帯、アマゾン川の源流がある熱帯地帯の3つのエリアに分かれています。その3つの中でも国土の半分を占めているのが熱帯地帯です。
首都リマが位置する海岸地帯には人口の約70%が暮らしており、熱帯地域には先住民が居住しています。多様な人種構成で成り立っているペルーの人々のルーツは、先住民、ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系にあります。
1535年にスペインの征服者フランシスコ・ピサロによって築かれたリマは、現在、国の経済都市で、南米の中で最も人口が多い都市5位にランクインされています。カイロに次いで世界で2番目に乾燥している首都でもあり、砕け散る崖の長い海岸線の上にそびえています。壮大な植民地時代の教会に考古遺跡、博物館、公園、広場など、リマ市には楽しめる観光スポットが満載です。毎年約400万人以上の観光客が訪れています。
かつてのインカ帝国の首都として栄えたクスコは、ケチュア語で「ヘソ」を意味します。インカ帝国の中心部だったため、この名が付けられました。世界遺産に登録されているクスコは、マチュピチュへの玄関口でもあります。6月には「インティ・ライミ」というインカ帝国の太陽祭が行われ、鮮やかな民族衣装を身にまとった人々で賑わいます。インティ・ライミは、ブラジル・リオのカーニバル、ボリビア・オルロのカーニバルに並ぶ南米3大祭りの一つとして知られています。
富士山の山頂よりも高い場所にあるぺルー南部の小さな町プーノは、チチカカ湖があることで有名です。チチカカ湖はボリビア西部にまたがっており、10万年前から存在している古代湖で、面積は琵琶湖の約12倍です。この巨大湖には浮島があり、民族衣装を着たウル族が暮らしています。
– 面積:約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)
– 人口:約3,199万人(2018年,世銀)
– 首都:リマ(Lima)
– 民族:先住民45%,混血37%,欧州系15%,その他3%
– 言語:スペイン語(他にケチュア語,アイマラ語等)
– 宗教:国民の大多数はカトリック教徒
– 国番号:+54
– 救急車:101
– 通貨: ヌエボソル(S$)
– 為替:1米ドル=3.319ソル(2018年3月,ペルー中央準備銀行)
– 日本から:マイナス14時間
– ブラジルから:マイナス2時間
(※サマータイムあり)
– 電圧:220ボルト(V)、周波数60ヘルツ(Hz)
– プラグ:平2つ穴のAタイプ、丸2つ穴のCタイプが主流。丸3つのSEタイプも使用されている。
– 12 – 3月:夏真っ盛り。晴天の日が多く、サーフィンやビーチがおすすめ。
– 3 – 5月/9 – 11月:天気は比較的よい。観光客は少なめ。
– 6 – 8月:アンデスやアマゾン地域を訪れるのに最適。
– マチュ・ピチュの歴史保護区
– ナスカとパルパの地上絵
– アンデスの道路網カパック・ニャン
– クスコ市街
– チャンチャン遺跡地帯
– リマ歴史地区
– リオ・アビセオ国立公園
– 神聖都市カラル=スーペ(カラル遺跡)
– ワスカラン国立公園
– マヌー国立公園
※参考文献:外務省HP
直行便はなく、約24時間かかるアメリカ、カナダ、ヨーロッパでの乗継が一般的です。首都リマに位置するホルヘ・チャベス国際空港が玄関口です。南米各地はもちろん中米、北米からの飛行機が離発着する南米の中心的な空港なので、毎日たくさんの人が利用します。また、マチュピチュへ行く際は、クスコまで移動する必要があり、リマからは約1時間のフライトが飛んでいます。
サンパウロのグアルーリョス空港から約5時間の直行便を利用することが出来ます。