2014年にはFIFAワールドカップ、2016年には夏季オリンピックの開催地となり、世界の注目を浴びたブラジル一セクシーな街、リオ・デ・ジャネイロ。ブラジル最大の観光都市で、人口は600万人以上、経済規模でもサンパウロに次ぐ国内第2位の大都市です。海に面して建っており、白い砂浜、緑の丘、青い空のコントラストがとても美しい街です。リオのカーニバル、ボサノバ発祥の地としても有名で、2012年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
ポルトガル人の探検隊がリオに最初に着いたのは1502年1月。グアナバラ湾を川だと思い込んだポルトガル人は、その地をポルトガル語で「1月の川」を意味するRio de Janeiroと名づけます。その後、サトウキビ栽培と奴隷貿易で栄えたリオは、当時の大都市サルバドールを追い抜きブラジルの首都になります。1808年にナポレオンに追われたポルトガル王室が遷都してからブラジルが独立するまではポルトガルの首都としても機能していました。その後1960年にブラジリアが建設され首都ではなくなりましたが、ブラジルを代表する都市としての華やかさは今も変わりません。
リオ・デ・ジャネイロ市の主な見どころは、イパネマビーチやコパカバーナビーチ、コルコバードの丘の上に立つ高さ38mのキリスト像、頂上までロープウェイで登りリオの街と海岸線が見渡せる花崗岩山ポン・デ・アスーカル、バロック調の教会やコロニアル時代の建物が残る歴史地区セントロ、カラフルなタイルのモザイクで有名なセラロン階段、ブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤーによって設計されたニテロイ現代美術館、熱帯雨林や滝が楽しめるチジュカ国立公園などがあります。
治安の悪さや貧困など問題も山積みですが、ブラジル人の夢とあこがれであり、海外からの観光客を魅了してやまない街です。
リオ・デ・ジャネイロへの国際線は市中心部から15km北上したゴヴェルナドール島にあるガレオン国際空港に到着します。空港から市街地への距離は、道の込み具合にもよりますが車で40分~1時間半程度です。
ブラジル国内からの便は、主に国内線専用空港サントス・デュモントに到着します。市街地から車で20~30分の距離にある便利な空港です。サンパウロからのフライト時間は1時間弱で1日約65便運航しています。
リオ⇔サンパウロ間や周辺都市をつなぐ長距離バスが運行しています。サンパウロからの距離は約431km、バスで約6時間。東京⇔大阪間よりも少し短いくらいです。深夜バスも運行しています。