ブラジルのクリチバ発！モヘチス鉄道の旅

パラナ州のクリチバからモヘチスへ、観光列車が運行しています。所要時間は片道約4時間。風光明媚な高原から渓谷を走るブラジルで人気のモヘチス鉄道を紹介させて頂きます！

モヘチス鉄道、観光車両のご紹介

12両ほどの車両が連なるモヘチス鉄道。車両によって内装が異なるのが特徴です。全ての車両が毎日運航されているわけではございませんが、週末であれば選択肢は広がります。

その他にもペットと一緒に乗車可能な車両や、同じカテゴリーであっても内装が異なる車両もあります。インペリアル、デラックス車両には飲み物と軽食（サンドイッチ等）、車内での英語ガイドが含まれています。

電車の窓は保安上開ける事ができません。そのため、電車に乗りながら電車と風景を一緒に写真に収めたい、清々しい空気を楽しみたい、という方はバルコニー付の車両がおススメです。

パッケージでのお申し込みがお得！

乗車券のみ購入も可能ですが、殆どのお客様はパッケージで申込されます。

パッケージには、クリチバ市内ホテルから駅までの混載送迎、片道乗車券、モヘチスでの昼食、モヘチス近郊の観光、ポルトガル語ガイド、市内ホテルまでの混載送迎が含まれています。朝7時から8時の間にホテルを出発し、17時から18時頃にホテルへ戻る終日ツアーとなっています。

乗車券のみの購入も可能ですが、その場合はモヘチスからクリチバへ戻る送迎は事前に手配しておきましょう。パッケージの送迎をプライベートにアレンジすることも可能です。また、往復列車を希望される方もいらっしゃいますが、片道4時間乗れば十分かなと思うのと、復路の電車の出発時間はかなり高い確率で遅延するようです。

出発駅のご紹介

電車はクリチバ市内のバスターミナル横、Trem Serra verde expressという場所から出発します。

ホテル送迎が付いている場合は、出発時刻の30分前頃に到着し、改札が開くのを待ちます。

ほとんどがスタンダード車両となり、後方に特別車両が続きます

スタンダード車両であれば、前日、当日の購入も可能かもしれませんが特別車両は余裕を持って予約しましょう。

1か月に2回ほどとかなり希少ですが、モヘチスからアントニーノへ蒸気機関車も走っています。約30分の乗車となり、運行する日に合わせてモヘチス鉄道と蒸気機関車のセットツアーが発売されます。

モヘチスと近郊の観光地をご紹介

コロニアルな街並みが美しいモヘチスの街は、特別な観光地はないものの、小さな繁華街にお土産屋さんが、川沿いにはホテルとレストランが並び、長閑な風景が広がります。パッケージツアーに参加の場合、モヘチスにて昼食をお召し上がりいただき、1時間弱の自由時間が設定されています。

また、アントニーナと呼ばれる港町にも足を延ばします。こちらはパラナグア湾の入り江に位置する歴史ある町ですが、現在は所々に錆びれたモニュメント残る儚げな町です。しかし、海から最も入り江にある町というブラジル ナンバーワンの称号を持つ一面もあります。

モヘチスからクリチバへ戻る途中、パラナ州のGuaíraという街の歴史を学べる小さな博物館に立ち寄ります。Guaíraはパラグアイとの国境の街で、イグアスの滝に劣らない美しい滝の数々と、イタイプダムが出来る以前は、世界で最もたくさんの水力発電が可能な場所として知られていました。それらが作られる経緯、過程、全盛期、現在を模型と一緒に学ぶことが出来ます。

終日ツアーは、盛りだくさんの観光内容に送迎とガイドと食事がついて楽々。個人で行くより断然お得です。モヘチス鉄道の乗車券は買い取りとなってしまいますが、希望車両がある場合は、運行日と空き状況を確認し、早めの計画と予約がおススメです。