街全体が世界遺産。コロニアル建築が立ち並ぶ古都。ゴールドラッシュに沸いた街。数々のキャッチフレーズを持つオウロ・プレットはどんなところだろう。週末土日旅の紹介です。
ベロオリゾンテの空港からベロオリゾンテのバスターミナルまで約70キロ、車で約1時間。バスターミナルからオウロ・プレットまでは約100キロ。ローカルバスを利用したため3時間弱かかりました。ベロオリゾンテの空港からどこにも立ち寄らず、直接オウロ・プレットへ向かえば3時間弱で行くことができます。
オウロ・プレットは1690年頃に周辺で金脈が発見され、一攫千金を夢見る人々がこの地に集結。ブラジルの黄金郷としてブラジル経済の中心を担い、ミナス・ジェライス州の州都として栄えた歴史を持ちます。
観光は、鉱山と教会と観光列車等があります。観光地として公開され、知名度のある鉱山はMinas da Passagem、Mina do Chico Rei、Mina Jejeの3つです。Minas da Passagemは入場料R$75という高値で躊躇しましたが、市内から離れた場所にあり、わざわざTAXIで訪れたため入ってみました。
注:2021年2月現在、観光列車は崖崩れと修復する作業員不足で運航を取りやめています。また、Minas da Passagemは入場料R$150に値上がりしています。
シコ・ヘイの金鉱跡。入場券を購入し、ヘルメットを着用し中に進みます
現在オウロ・プレットはUber利用対象外区域となっています。どちらの鉱山も狭かったり広かったり深かったり、鉱物や地質が違うため、時間があれば3つとも訪れてみることをお勧め致します。オウロ・プレットの中心からMina do Chico ReiとMina Jejeは徒歩約15分。Minas da PassagemはTAXIで約15分とどちらも近く、観光の所要時間は30分程度ですので、2日間で訪れる事ができるでしょう。
オウロ・プレットには20以上の教会があります。どちらの教会に行くか迷ったら、ピラール教会とロザリオ教会はいかがでしょうか。
ピラール教会は、全部で400キロ以上の金と銀が使われており、ブラジル国内ではサルバドールのサンフランシスコ教会に次いで大金を投じて建てられた教会です。外観からは想像し難い内部の煌びやかさに一瞬驚くことでしょう。
ロザリオ教会は他の教会とは外観が異なり、円筒を連ねた建物が特徴的で写真映えと共に記憶に残りやすい教会です。
オウロ・プレットからマリアナへ観光列車が出ています。片道22キロの渓谷を約1時間かけて走行し、滝やトンネル、山間の集落等の景観美を楽しむ事ができます。4両編成の列車の先頭は大きな窓ガラスのパノラマ車両となっており、通常の車両よりもより景色を楽しむことができます。
注:2021年2月現在、観光列車は崖崩れと修復する作業員不足で運航を取りやめています。
お勧めの宿泊ホテルはPousada Clássica。石畳かつ坂道の多いオウロ・プレットでは、少しの距離でも歩くのに一苦労。こちらのホテルはオウロ・プレットの中心部、チラデンチス広場から徒歩1分。お部屋によってはバスタブ付きの部屋もあります。繁華街に面しているため、夜賑やかなのが難点かもしれません。
とても美味しいレストランを見つけたのでこちらもご紹介。Pousada Clássicaホテルの横のピアノバーEscadabaixo Bar Cozinhaでは、ブラジルで一番美味しいパスタに出会えました。お肉も魚も絶品で、サンパウロからはかなり遠いですが、このレストランのためにまたオウロ・プレットに行きたいな、とすでに恋しくなっています。
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趣味はランニングとダイビング♪
駐在を終えブラジルからは離れましたが、滞在中の旅行記を細々と更新中/