アフリカとブラジルの文化が融合した町、ブラジル・バイーア州、サルバドール。ここはかつて、植民地のサトウキビ、タバコ、金やダイヤモンドを輸出し 1549年から1763年までブラジルの首都として、栄えていました。その背景にはアフリカから連れてこられた黒人奴隷貿易という暗い歴史が存在します。
しかし、アフリカから持ち込まれた音楽やダンスなどが独自の発展を遂げ、サンバの源流となるものが生まれました。そんなサルバドールへの旅に出発！！
サンパウロ、グアルーリョス空港からサルバドールまでは二時間、そこから市内までは車で約30分ほどです。
まずはペロウリーニョへ。今は世界遺産に認定されている「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」です。カラフルな建物が並び、どこからかサンバの音楽が聞こえてくるのんびりした町です。しかしここは奴隷売買の中心であった場所。歴史的背景を知って眺める景色は、また違うものに見えます。
この旧市街と海岸部の高低差は約72ｍほど。ここを繋ぐエレベーターは0.15レアルで乗ることが出来ます。このエレベーターが作られたのは約145年前！下に降りると、市場があり、お土産がたくさん売っています。
ビーチへ足を伸ばすと、海岸沿いにずっと続く白い塀と空の青がとっても美しく、いいフォトスポットになります笑 砂浜へ降りれば、きれいな海を眺め、太陽を浴びて、のんびり音楽を聴く、至福の時間です。
夕方には夕日を眺めにバーハ要塞へ。地平線に夕日が沈むとどこからともなく拍手が起こり、すごく温かい気持ちになりました。
次の日は、サルバドールから約2時間、バイーアのビーチリゾート、プライア・ド・フォルチとジャバクアラへの１ＤＡＹツアーに参加しました。
最初の目的地、プライア・ド・フォルチはシュノーケリングやウミガメに会いにいくといったアクティビティが充実しています。髪がすごいですが、こんな写真も撮れますよ！ 海岸沿いにはおしゃれなレストランやアイス屋さん、洋服店が並び、気がついたら何時間でもいれてしまいそうな素敵な場所です。
グアラジューバは、プライア・ド・フォルチより静かで、綺麗なビーチです。バイーア名物アカラジャを食べておなかもいっぱいになりました。
夜は、バイーアといったらこれを食べないと帰れません。ブラジルを代表する、ムケッカです。トマト、海鮮、ニンニク、タマネギなどを使った煮込み料理です。
最後の日は、有名なボンフィン教会を訪れました。リボンを結ぶと願いが叶うといわれています。
深い歴史と独特の文化を感じられて、ブラジルで訪れた場所の中で1位2位を争う好きな場所になりました！是非皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
