ブラジルの黄金郷｜オーロ･プレット3日間

昔ながらの建物と石畳の風景が残る街。18世紀にはゴールドラッシュで沸いたこの街も、今は都会の喧騒とは無縁の静かな古都。石畳の道を歩けば街のいたるところに点在する美しい教会に出会うことができ、のんびり町歩きをしているだけでも楽しいところです。

「ブラジルのミケランジェロ」と呼ばれる18世紀の建築家兼彫刻家、アレイジャジーニョが手がけた教会はじめ、植民地時代の建築物が多く残っています。

オーロ・プレット周辺では今でもさまざまな鉱物が産出されています。サンフランシスコ・ジ・アシス教会の前には骨董市（フェイラ）が並び、現地で採れた各種の原石や加工済み宝石などが売られています。中でも、サポナイト（石鹸石）と言う、薄いグレーの柔らかい石を加工した様々なグッズを売る露天が多く、その場で名前を彫ってくれたり、加工の様子を実演してくれたりします。

同じく18世紀に金鉱で栄えた街。市内には当時の建築物や石畳が残り、金鉱博物館等があります。

◆Minas da Passagem（ミナス・ダ・パッサージェン）
1985年まで実際に採掘が行われていた鉱山跡をトロッコで散策できます。当時の木造のトロッコに乗って100メートルもの深さを一気に降りていくのでかなりスリリング。途中トロッコを降り散策をし、ローカルガイドから当時の鉱山労働の様子を聞くことができます。

◆Train Tour マリアーナまでの観光列車
オーロ・プレットからマリアーナまでは約1時間の列車の旅。列車によってはほぼガラス張りの車両もあり、渓谷や滝の景色を楽しむことができます。

オーロ・プレットからさらに100キロ離れた街。壁が白やブルーで統一されており古い歴史の中にも可愛らしさがあります。街のシンボルは樹齢100年を超えるヤシの木がそばに立つサンフランシスコ教会。アレイジャジーニョの初期の作品でもあります。