サンパウロから飛行機で約1時間半。リオデジャネイロから北へ約550キロに位置するエスピリトサント州の州都、ビトリア(Vitoria)。ヴィトリアやヴィトーリアと表記される場合もあります。河川が海に注ぎ込み、湾が街を囲む風光明媚な港町です。カニとロブスターを安く美味しく食べるために週末旅でリピートされる方もいらっしゃるほど。そんなビトリアへ1泊2日で訪れた際の旅行記です。
小さな空港かと思いきや、意外と新しくて綺麗。ビトリアは1年中雨が少なく、寒暖差が少なく、安定した気候の都市として知られています。年中涼しい気候なので海水浴はちょっと寒いかもしれません。
空港近くの玉ねぎ岩公園【Parque Pedra da Cebola】
市民が子供と犬を連れて楽しむ、起伏に富んだ公園です。中には公園の象徴、玉ねぎ岩の他に、花や植物、東屋が建っています。
園内には立派な孔雀もたくさん歩いていました。
セントロにある大聖堂【Vitoria Metropolitan Cathedral】
大聖堂の周りは朽ち果てた修道院や教会が無数にあり歴史を感じる一画ですが、周辺は治安がよくないので長居は禁物です。
以前はポルトガル王室の建物で現在は市役所として使われている【Palácio Anchieta】。大聖堂とは徒歩5分ほどの距離です。
【Palácio Anchieta】の目の前の川を走る巨大貨物船。こんな大きな貨物船が川を通過している様子はめずらしいのでは。
【Morro do Moreno】と呼ばれるエリアにはビーチとトレイルとレストランが並んでいます。近くを散策中、Google mapでスーパー銭湯【Praia de Santa Luzia】と書かれている場所があるので行ってみました。かなり分かりづらい道を入り、階段と坂を下った場所に隠れビーチあり。この場所がスーパー銭湯か?と思い岩場を歩いているとき見つけました。
恐らくこの天然水たまりが天気のいい日には温水になりスーパー銭湯が出来上がるのでは、ということで自分の中で納得。岩場の水たまりはいくつかありました。
【Morro do Moreno】エリアを散策中に立ち寄った漁村。このあたりのRestaurante Atlântica Praia da Costaという名のレストランがお客さまで溢れており、人気店のようでした。
ビトリアのレストランでは必ずと言っていいほどの定番料理【Casquinha de Siri】。ほぐされた蟹の身を贅沢に食べられます。個人的にはパクチーが入っているとテンション上がりますが、苦手な方は事前にパクチー抜きを依頼しましょう。このお皿1つで25へアイス!
ロブスターの身がゴロゴロ入り、とても贅沢で美味しいリゾットでした。レストランの名前はRestaurante Enseada Geraldinho。茹でた蟹を丸ごと提供するRestaurante Partido Altoもおススメです。
宿泊したシェラトンビトリアの部屋から。ビトリアのシェラトンは1泊400へアイスほど。外資系のホテルは殆どなく、シェラトンは立地的にもお値段的にもおススメです。
ビトリアは3つのエリアが橋で繋がっているユニークな都市です。空港と玉ねぎ公園のあるエリアから橋を渡って、シェラトンホテルやセントロのある小島へ。小島から橋を渡ってVila Velhaエリアへ。Vila Velhaエリアは【Morro do Moreno】や【Penha Convent】という修道院やGaroto(ブラジルで有名なお菓子メーカー)の工場見学などの観光地があります。また、Vila Velhaはビーチ沿いにコンドミニオが建つ長期滞在者向けのエリアでもあります。
1泊2日のビトリア旅では、海沿いの観光地を回り、美味しい蟹とロブスターを食べて満喫しましたが、車で2時間ほど内陸へ行くと【Pico Pedra Azul】というエスピリトサントを代表する景観美も見所の1つ。【Pico Pedra Azul】とその周辺の観光地はビトリアから日帰りツアーで訪れる事ができます。
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駐在を終えブラジルからは離れましたが、滞在中の旅行記を細々と更新中/