マット・グロッソ州のクイアバ空港から北に約65キロほど進むとシャパーダ・ドス・ギマランエスという小さな町があります。この地にあるギマラエンス高原は、高低差500から800メートルものテーブル状台地が全長約280キロメートルも続き、南米大陸の中心とされています。
ギマランエス高原にはどんな観光地があるか、ホテルと合わせて紹介いたします!
ギマランエス高原で最も有名な観光名所は【花嫁のベール】と呼ばれる落差80メートルほどの滝です。町から車で約5分、駐車場から遊歩道を10分ほど歩けば見ることができます。晴天率の低いギマランエス高原ですが、晴れていれば、赤茶の台地と密林の緑と空の青が素晴らしいコントラストを見せてくれる絶景です。
地図では【Lookout Morro dos Ventos】と検索してみましょう!
滝の付近には眺望を楽しめる展望台やトレイルが設置されており、レストランや休憩所もあります。どこまでも続くテーブルマウンテンを見ながらゆっくり昼食を召し上がって頂けます。
レストランの名前は【Restaurante Morro dos Ventos】です。
アクセス良好な絶景をもう一つ。こちらは【Mirante Geodesio】と呼ばれる景勝地で、車で近くまでアクセスが可能です。ブラジル人は断崖の端に座り危なっかしい写真撮り大会が行われていました。
ポコポコと煙が出ており火事かと思えば、山と山の間で雲が発生し、上昇していく現象ということでした。
シャパダ・ドス・ギマランイス国立公園の中をトレッキングしてみましょう!国立公園内はいくつものコースが存在し、「○○滝へのコース」というような感じで看板が立っています。平坦なトレッキングコースばかりですので難易度は低いですが、入り組んでいるためガイド必須。希望の時間や距離を伝え、コースを組んでみましょう。
トレッキングの合間の水浴びは欠かせません
滝以外にも【CASA DE PEDRA】という岩の家へのトレッキングコースも
大きな岩の下に蔦と岩と苔が広がり、パワースポットということです
いくつかの滝とCASA DE PEDRAを巡る半日(3時間程度)のトレッキングを行いました
ギマランエス市内にもたくさんホテルはありますが、国立公園近くの【POUSADA DO PARQUE】に宿泊しました。
部屋は全部で6室ほど。部屋の中はかなりシンプルですが、素朴な暖かみのあるポウサダでした。
庭には大きなネズミのようなウサギのような生き物がたくさんいました。
宿泊には朝食と夕食が含まれており、ポウサダの庭で取れる野菜や果物を使った料理を食べることができます。
ポウサダの敷地内にトレッキングコースがいくつかあります。コースは整備されているところとそうでないところがあり、猿やヘビもいました。
浸食された岩のアーチ
横から見るとかなり細くてびっくり
岩の上が道になっている場所もありました
ポウサダには展望台もあり、遠くに【Morro de São Jerônimo】を見ることが出来ました。この山に登る10キロほどのトレッキングコースもあります。
乾季の時期は連日40度を超えるクイアバですが、ギマランエスの町は標高が高く涼しいため、現地の人にとっては避暑地的な場所です。こじんまりとした町には公園を囲むようにお土産屋さんが数件並び、スーパーもあるため最低限のものは手に入ります。
クイアバ空港から南下する北パンタナールのロッジと違い、動物にたくさん会えるわけではありませんが、およそ1500万年前に地球の呼吸によって生まれたテーブルマウンテンを見る旅はいかがでしょうか。サンパウロから1泊2日で訪れることができます。
遺跡・秘境・歴史・買い物・リゾート・クルーズ・海から山まで。
旅行のジャンル問わず、とにかく旅行が大好きです。
趣味はランニングとダイビング♪
駐在を終えブラジルからは離れましたが、滞在中の旅行記を細々と更新中/