ペルー7日間｜Peru 7 Days

くねくねとした山道を登りつめると、目の前に突然、石造りの都市が現れます。「空中都市」あるいは「失われた都市」と呼ばれるマチュピチュです。16世紀前半、スペインによりインカ帝国が征服されると、スペイン軍はインカの都市をことごとく破壊しました。しかし、アンデス山中、標高2,400メートルに築かれたマチュピチュは、スペイン軍に見つかることなく、ほぼ無傷のまま1911年にハイラムビンガムによって発見されるまで深い森林に眠っていました。斜面に沿って連なる遺跡の数々は、言葉を失うほどの壮観な光景です。マチュピチュ遺跡内の観光は事前予約必須、ガイド手配必須となっておりますため、マチュピチュ半日ツアーから近郊遺跡を含めた観光ツアーまでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

17世紀コロニアル時代の歴史的建造物が立ち並ぶ「リマ歴史地区」へご案内します。民芸品市場「インディアンマーケット」でお土産選びもお楽しみ下さい。

少し角度の違うマチュピチュやアンデスの姿を堪能。古代インカ道を歩いて辿り着いた達成感は爽快！１日しっかりマチュピチュを楽めます。

インカの都、クスコ。昔ここはインカ帝国の首都でした。「クスコ」は現地の言葉で‘へそ’を意味します。太陽神を崇拝し、大インカ帝国を築いた人々にとってクスコは、世界の、そして彼らの宇宙観の中心でもありました。16世紀、スペインの征服により、インカの人々は山奥へと追いやられました。彼らを追いやったスペイン人たちは、インカの礎石の上に教会や邸宅を建てました。この不思議なコントラストが、クスコを特別な都市として、観光客を惹きつけています。
クスコ市内にはインカ時代の建造物が今尚残っています。かつて神殿でありスペイン植民地時代には教会へと変貌を遂げたコリカンチャ、カミソリの刃1枚通さない精巧な石組み、クスコの中心地アルマス広場や数々の教会など。アンティークとモダンを組み合わせたカフェや雑貨、アトリエがクスコ市内には溢れ、世界中の観光客を飽きさせません。そんなクスコを日本語ガイドがご案内致します。

クスコの北西約58キロにあるマラス町から車で約15分ほど進むと、山間にあるプレ・インカ時代から続くマラスの塩田が見えてきます。なぜ、標高約3000メートルの高地に塩田があるのか、それは付近で沸いている温泉に理由があります。こちらの温泉は塩分濃度が高く、それを棚田に貯め、天日干しして水分を蒸発させると、あとには塩が残るからです。谷の斜面を数キロにわたり埋める棚田の数はおよそ4000枚あります。白く輝く棚田は圧巻で、晴れた日にはまばゆい限りに白く輝いています。棚田のひとつひとつは持ち主がおり、園内では塩やナッツ、チョコレートが購入可能な露天商も出ています。4月～9月の乾季が最も塩田が輝く時期です。

マラスの町から未舗装道路を7キロほど進んだ場所には、モライというインカ時代の円形の遺跡があります。モライとは現地の言葉で「丸くへこんだ所」という意味です。段々畑を作りながら、円形に掘り下げられたこの遺跡は、ヨーロッパの円形闘技場を連想させます。しかし、こちらは農業試験場ではなかったかという説が有力視されています。最大の遺跡は円の直径約100メートル、深さは100メートルもあります。最上層と最下層との温度差は5度～10度もあり、インカ人はこの温度差を利用して、異なる観光で育つ直物を植えて研究していたと言われています。